石けんでコロナは死滅
コロナ感染がまだまだ止まりません。コロナウィルスの消毒に石けんが大変有効であることを、洗剤・環境科学研究所 代表 長谷川治さんよりお話をうかがいました。これはコロナウィルスの粒子の図です。周りをエンベロープというたんぱく質でおおわれていて、石けんは洗い流すメカニズムとしては、たんぱく質をこわして水に溶かすという役割があるので、コロナのたんぱく質をこわし、中に入り込りこみ、コロナを死滅させるそうです。
国立感染症研究所で行われた実験では、石けんの成分である脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウムを0.24%以上の濃度で20秒浸すと、100万個あったウィルスがほぼ0になったという結果がでました。一方、合成洗剤で一番多く使われている成分であるアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムは、ほとんどコロナに対して効果はないことが実証されました。この結果は、「新型コロナウィルスの代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」で合成洗剤では効果なし、石けんは効果ありと、経済産業省に報告され、合成洗剤メーカーからなる洗剤工業会も従わざるを得なかったとのことです。
合成洗剤については、全成分を製品に表示する義務はなく、高級アルコールなどという表現で、毒性の高い成分を耳障りのよい表示にしています。又、最近増えている医薬部外品では、体を洗う製品では、合成洗剤と同じ成分でも、石けん・薬用せっけんと表示して違反にならず、消費者の目をごまかす法律になっています。
香りの強い洗剤により、化学物質過敏症の人が増えています。電車に乗れない、職場にいられず仕事ができない、買い物に行かれないなど、健康被害は広がっていて、もはや特殊な人の問題ではありません。被害者にも、加害者にもならないために、石けん運動を市民に広げていきます。