リニア新幹線計画の見直しを

リニア新幹線計画についての、環境影響評価準備書が9月18日に出され、川崎市内で11か所、麻生区だけで4か所開かれました。参加者は、4回の合計で500人と高い関心が寄せられ、立抗の計画のそばや、ルートの真上になる市民の方たちは、まさに、寝耳に水の計画 とたくさんの質問が出されました。JR東海はそれに対し、誠実な回答がされたとは言い難く、特に避難経路などは、「乗客の方々の相互の助け合い」などと応える始末でした。準備書のルートの乗っている地図も、平成8年のもので、古いことを指摘すると、国土地理院はこれしか発行していないとの回答で、後で調べたところ、平成21年に改定されているとのこと。地域住民の理解を得ながら工事を進めようという姿勢が見られないJR東海でした。

意見書は11月5日に締め切りでしたが、ネット関係のみなさまが、多数提出してくださいました。、これからまとめて環境影響審議会にかけられます。市民の意見がきちんと反映されることを期待しましょう。

今後のチャートは次のようになります。動きをさらに見て、行動しましょう。

1.準備書の評価手続き

2013年11月下旬~2014年1月  各都県、環境影響評価条例のある市で環境影響評価審議

2014年1月末ごろ   環境影響評価準備書について、知事・市長に答申  答申を受けて知事・市長意見をJR東海に送付

2014年2月~3月  JR東海が知事・市長意見を参考に中央新幹線環境影響評価書を作成

2.評価書後の手続き

2014年4月  JR東海が評価書を環境省に提示、意見を求める

2014年4月~5月  JR東海が国交大臣に工事実施計画認可申請

        同時に大深度使用許可申請を国交大臣に提出し、関係都県知事らに提示・工事計画を説明

2014年5月~6月   国交大臣が工事着工を認可、大深度使用許可

3.工事実施計画公表から着工

2014年6月~7月  工事計画につき、JR東海が工事設計書を作成、沿線住民説明会

2014年7月~8月  中央新幹線建設工事着工

     ※JR東海が2014年度中着工と言っている中で、以上は最も早い着工までのスケジュール予想です。用地買収などに手間取れば遅れることも考えられます。

田園調布学園そばの旧日本合成ゴム跡地に立抗が建設