3月9日川崎市議会 健康福祉委員会で、かねてより提出していた「放射能汚染から市民・子どもたちを守る陳情」が審議され、全会一致で趣旨採択されました。
署名2053筆を集め、各会派に何度も足を運んでロビー活動をし、資料を提示し趣旨を説明、やっと審議にたどりついたこの日、3歳の子どもを含む傍聴者7人で、1時間半の審議を見守ったそうです。
1.保育園と学校給食の全品検査 2.川崎市各区に食品の放射能測定器を の内容に対し、健康福祉委員会委員会では、行政が資料を用意し、議員の質問に答えるという形式です。傍聴した市民によると、ロビー活動でこちらに示したのと同じような論調で「市民の不安は当然で、検査品目を増やすよう」発言していた議員が多かったが、行政側は「学校は食材一括購入し安全に努めている。現状の検査体制で安全を守れると考える]とこの体制でまったく心配ないような回答で、内部被ばくについて危機感がなく、あくまで安全と押し切られてしまったとのこと。結局、各議員から市民の思いを汲んだ発言が多く、趣旨採択されたという経緯です。傍聴した子どもをもつお母さんからは、「行政側からは安全、できないとの回答ばかりで市民との間に大きな隔たりを感じた。特に保育園給食は不安。」との声が聞かれました。
採択された以上、行政は今後これらの対策を図っていくことが求めらるので、この市民の陳情をバックアップしてきたネットとしては、今後も市民を支援していきます。