必要か?リニア新幹線 講演会に多くの市民が集合

麻生区の真下を通るリニア新幹線は課題山積

麻生スポーツセンター研修室での講演に多数の参加者が
麻生スポーツセンター研修室での講演に多数の参加者が
 3月25日(日)ネット・あさお主催で、JR東海労働組合書記長小林光昭さんを講師にリニア新幹線の講演会を行いました。

 リニア新幹線とは、東京—名古屋—大阪を結ぶ、超電導技術によって10cm浮いた状態で時速500kmで走ります。2014年には着工の予定で、3兆円の債務をかかえ、東海道新幹線は輸送量が減っている中、建設費5兆円のリニアの事業は成り立たないのではないでしょうか。電源喪失などの事故の対処法、建設ルートなど住民への説明も十分せず、情報公開しないまま着工しようとしています。JR東海が全額負担すると言いながら、全国新幹線鉄道整備法の適用を受けており、国の事業という位置付けになっているとのこと。超電導という技術はミサイルの発射など軍事利用もできる、とJR東海会長が発言した、などのお話もありました。

 駅頭などで「麻生区の真下を通る」とアピールし、多くの参加者があり、男性が半数以上で市民の関心の高さを示していました。参加者された方からは「負の遺産を次の世代に引き継いではいけない」「国の整備事業と認められた今、これを止めるのは住民自治としての運動しかない」という発言があり、活発な質問も多数寄せられました。

 ネットとして、広く市民のみなさんに知らせ、ともに活動を進めていきます。