昨年(2005年)11月に新工場に移転したNPO法人川崎市民石けんプラントとカニや多くの水生生物がすむ多摩川河口干潟に行きました。せっけんプラントでは廃食油を回収し「きなりっこ」というリサイクル石けんの製造販売事業を障がい者と健常者が協働して行っています。伺った時には、精製され加熱された廃食油に苛性ソーダを混ぜる『けん化』という作業と川崎市内の小学校給食用にせっけんの袋詰めをしている最中でした。子ども達はブクブクと沸いている大きな釜を覗き込み「マグマだ〜!落ちたら大変!」「こんなにたくさんのせっけんがあるなんて〜!」と驚嘆していました。見学後には余剰廃食油をBDF(バイオディーゼルフエル)と発電とに活用していく構想を伺いました。これから、まだまだ発展していく廃食油ともっとせっけん利用者を増やしていく活動にエールを送りプラントを後にしました。
(パート2は山口和子ホームページにて)