ペットボトル プラスチックの行く先は 王禅寺処理センターと資源化施設を見学しました

マイクロプラスチック汚染にどう取り組むか実態を調査し、政策提案につなげるため、ペットボトルなどプラスチックは収集されたのちどのような経路でリサイクルされるか、王禅寺処理センターのごみの焼却と、資源化施設を見学しました。

川崎市では、ペットボトルはスチール缶、アルミ缶と一緒に資源回収にされ、処理センターに到着すると、機械で袋を破いたのちスチール缶、アルミ缶は磁力で選別されます。ペットボトルはラインにのって手選別。キャップなどとりのぞき、圧縮されてリサイクル業者にわたります。ペットボトルはペットボトル推進協議会によると、回収率88.5%とのことですが、年間の排出量が233億本と膨大で、11億本は環境に散らばり、雨や太陽光で粉々になり汚染しています。

2021年6月に国では「プラスチック資源循環促進法」が制定されました。使い捨てスプーン、ストロー、歯ブラシ、ハンガ―など12品目の使用削減を義務付け、家庭から出るおもちゃ、バケツなどの製品プラを収集することなどが盛り込まれています。川崎市では、「かわさきプラスチック資源循環プロジェクト」を2022年4月に立ち上げ

【異物がかなり混入】  飲料会社、ペットtoペットのリサイクル工場などと連携して

います。しかし、まだまだ製造者責任は問われず、生活に密着したペットボトルの利用は増える一方です。川崎市では、ウオーターサーバーの設置、ペットボトルなしの自動販売機の設置を進めていますが、まだまだ広がっていません。自動販売機の回収ボックスの設置の届け出制が最近廃止になったとのこと。京都市、和歌山市など義務付けている市町村もある中、川崎市ではどういう条例か聞き取りする必要があります。近隣を調査したところ、3割の自動販売機に回収ボックスが設置されていませんでした。

プラスチックを減らす政策を進め、市民の意識を高める活動をしていきます。

回収されたペットボトルを手選別

ペットボトル、缶が収集車からごみピットにあけられる