食品の放射能汚染に対策を

1月に健康福祉委員会 陳情

 食品の内部被ばくが深刻になってきています。川崎市では、学校給食の放射能汚染検査は、月3品目のみ。7万人の子供たちが毎日食べるたくさんの食品の安全が、これでは守られません.
意志ある市民から「保育園、学校給食の全品目検査と、川崎市各区に1か所の食品放射能検査機能を」との陳情が出され、1500筆もの署名が集まり、ネットではこのような市民の意思を市政に反映させたいと、活動支援をしています。
 横浜市では、毎日1校分ではありますが、全品目検査をしています。給食の納入業者と、3か所の測定所との物資のやり取りで、毎日測定値を事前に公表しています。
 ネットが行っている、放射線測定器貸し出しで、測定器を借りたいという若いお母さんたちは、保育園では食材についてあまり対応していない、心配で来年保育園に預けられない、との声もあり、駅頭で署名してくれた若いお父さんは、「保育園にはお弁当をもたせている」という方もありました。
 政府は、「国民を混乱させる、風評被害を生む」と、測定することを積極的に行わないことで、逆に国民を混乱させ、風評被害を生んでいます。基準値が見直されることは歓迎です。同時に、公民あわせて測定所を身近に設け、測定値に関する正しい知識を身につけて、少しでも被ばくを防ぐことが今最も大事と考えます。そのことが産地の復興にもつながるのではないでしょうか。