DV被害女性のための加害者プログラム

川崎市には、DV被害にあっているなど困難な問題を抱える女性のための自立支援事業 NPO法人花みずきがあります。

花みずきの女性支援の研修の一環として、加害者の男性に対する教育プログラムをおこなっている団体の職員から、話を聞きました。

加害者本人、または、パートナーからの申し込み制で、週1回、一年間の期間で、オンラインによる90分のグループセッションを行います。男性はパートナーである女性に暴力をふるっていたことに気づき、被害者の回復に長い時間がかかることを理解させるには、かなりの時間がかかるとのことです。DVと認める、相手を支配しようとしていたと認める、相手の傷つき、子どもへの影響に向き合う、相手を対等な存在として尊重する価値観を学ぶ、など、プログラムでは、男女1人づつ2人ののファシリテーターが会話をしながらすすめていくとのこと。

親から幼少期の暴力体験が多い、男らしさに縛られている、仕事のストレスが要因、など、個人の資質のほか、男女役割分担といった社会的な背景も根強いことが見えてきました。

神奈川ネットワーク運動・あさおでは、花みずきと連携しながら、困難な問題をかかえる女性に支援の手がとどくよう、政策提案していきます。HPイラストのサムネイル