PFAS汚染 川崎市の状況は

PFASによる汚染が問題になっています。PFASとは、有機フッ素化合物の総称で、水や油をはじく効果があり、熱にも強いことから さまざまな製品に使われており、その種類は4,700以上と言われています

神奈川県内の軍事基地で泡消火剤の使用により、地下水や河川などから汚染が見つかっており、PFASを吸着した活性炭の放置により漏れだした岡山県の住民被害も、テレビ報道されました。それによると、国の基準は50ng/Lのところ、水道水から1400ng/L検出され、住人27人の血液を調べたら平均362ng、27人中脂質異常(脳梗塞おこす)10、肝臓に問題4,腎臓に問題3,流産3人 という検査結果がでています。ある家族では、父がすい臓がん、母は3回流産とのこと。町は2020年から検査を始め、2021,2022と高濃度をだしていたにもかかわらず、住民に知らせず、その間住民は汚染された水道水を飲み続けています。町長は重大な事態とは認識せず、という答弁をし、環境汚染に対する意識の低さが汚染を広げる原因と思われます。

川崎市の状況を川崎市環境局保全課河川水質担当者に問い合わせました。

「河川は年1回8月に6か所(三沢川、二ケ領用水本川、平瀬川、麻生川、真福寺川、矢上川)を水質検査(クロロホルム他30項目PFAS含め)をしている。井戸水については、健康福祉局で、2023年8月の検査ではPFASが井戸から検出されている(高津区北見方 新聞報道あり) 国の暫定基準値の50ng/Lを超えた数値(米国の基準値は20ng/L)河川からも23ng/L検出している」とのことでした。又、回収したテフロン加工のフライパンのその後は?「フライパンは、鉄とアルミに選別され、フッ素化合物もそうでないものも一緒に回収業者に渡すのでその先は回収業者でないとわからない。」とのことでした。

PFASは防水スプレー、フライパンなど生活用品に浸透しています。自然界では分解されず、第2のダイオキシン問題とされています。今後も継続して水の汚染について調査し、環境汚染について、市民の意識を高める活動をしていきます。