川崎の水源は? 丹沢湖三保ダムを訪ねました
神奈川ネットワーク運動川崎ブロックでは、水プロジェクトを立ち上げ活動しています。1月21日神奈川の水源である、丹沢湖 三保ダムをプロジェクトメンバー6人で訪ねました。小田急線新松田駅から、バスで50分、山北町にある丹沢湖は、富士山もくっきりと近くにみえ、ここが神奈川県かと思われるような、山々に囲まれたところにあります。
三保ダムは昭和53年完成。当時、相模川上流に相模ダム、城山ダムがありましたが、更なる水の確保のため、神奈川県、横浜市、川崎市、横須賀市の4者が神奈川県広域水道企業団を作り、酒匂川から水を引きダムを建設、丹沢湖ができ、飯泉取水堰で取水、導水管により西長沢浄水場に送られ、相模川水系と合流して川崎市民に供給されます。
公益財団法人山北町環境整備公社が運営する記念館を訪ねました。ダム建設の歴史資料、 周辺の自然環境の展示、水源林を活用したヒノキ製品など販売されていました。隣接する三保の家は、ダム湖に沈んだ約120 年前の民家で、当時の暮らしの一部を垣間見ることができます。またかつてここでは発電も行われており、それらの施設は三保ダム建設とともに水没したとのことでした。地元の町である山北町と川崎市とは水源保全に向けた交流事業を主に夏休みに行っています。
水プロジェクトとして、川崎の水源について市民に知らせ、水源地の自然保護などさらに課題を探っていきます。。