市民の声を置き去りにして安保法案成立 怒りの声をあげよう
安全保障関連法案は19日、参議院本会議で可決、成立しました。
憲法学者の9割、内閣法制局の歴代長官や、元最高裁長官までもがこの法案は違憲 という表明をし、多くの市民がデモに参加し反対の声を上げ続けました。
国会での議論を進めていくほど、安保法案の妥当性はくずれていきました。邦人の親子を乗せた米艦を守ることもなく、ホルムズ海峡の機雷掃海も根拠がなく、政府の答弁はあいまいになり、ただ日本の安全のため、抑止力になるとの繰り返しになりました。
政府は、法案成立後、国民に説明していくといいます。それでは、国会で議論する意味がないでしょう。
参院本会議前に行われた、参院特別委員会での採決が無効ではないか、との声明が225名の弁護士有志から出されています。速記録によると、「聴取不能」とあり、議長による議題の宣告がされていない、又、「議場騒然」の状況で,議題に対する賛成者が多数であるか否かを確認することが不可能な状況であったとしています。
法政大学政治学部教授 杉田敦氏による学習会が神奈川ネット全体で行われ、今回自民党がこのように一枚岩となったのはなぜか、小選挙区制により議員たちが、党首脳部に異論をとなえることができなくなっている、又、物を考えない議員が増えサラリーマン化している、とのこと。今後、新政権がこの法案を廃案にする、運用を改善し、無力化する、そのためには世論が重要とのことです。
ますます市民の政治参加が重要で
、地域政党としてのネットの役割が見えてきました。