避難できる避難所に

台風19号が近づいた13日夜、避難所開所の連絡がメールかわさきの「防災気象情報」にはいり、栗平白鳥自治会の防災チームとして、Sさんと避難所に行ってみました。 

避難所は白鳥中学校。21時30分頃到着すると、麻生区役所職員2名が、鍵を開け待機していました。話によると職員は15時に区役所に召集され、2名ひと組で各避難所に振り分けられ鍵を渡されたとのこと。 

今回は校長もおられるらしく、職員室には電気がついていました。

校門には<避難所開設>の垂れ幕。防災倉庫より毛布や食料を少し体育館に移動させました。 

今回の大雨の場合わかったことは、校門から体育館までの30メートルが水たまり、暗さ、段差があり、避難する人が来ても、危険な状態です。体育館の雨どいの破損していて、滝のような水落、その結果避難所入口が水深15センチの水びたし。そして、排水溝の詰まりなど、危惧される箇所が多々ありました。これでは、健常者はもとより、お年寄り、車いすや、バギーでは校門の中に入って、体育館までたどりつくのは無理ではないでしょうか。 

幸い、土砂災害もなく、避難所は閉所されましたが、これをいい教訓に、災害が起きた時機能する避難所にしていかねばなりません。地域に住む市民が関心をもって、避難所開所訓練など実施し、自助、共助意識をもつよう、ネットとして活動し、提案していきます。(田村真旗子)