福島の子どもたち 川崎で保養プロジェクトに参加

「福島の子どもたちとともに 川崎市民の会」主催、3月31日から4月4日まで4泊5日の保養プロジェクトに取材に行ってきました。 

今回は30家族応募し、抽選で11家族20人の参加。宿泊は宮前区にある川崎市青少年の

家。津田山にある「子ども夢パーク」で、お天気にも恵まれ、泥の山で泥んこになったり、滑車のケーブルに乗ったり、お昼はトン汁や焼き芋、棒にパン生地を丸めて焼く棒パンなど、大勢で大賑わいでした。 

3.11原発事故からすぐに立ち上がったこの保養プロジェクトは、教職員のOGの方たち中心で、休みごとに開いて今回で11回目。学生ボランティアも9人で、子どもたちをグループに分け、担当を決めて、初対面の子どもたちが打ち解けて最後の日まで遊べるようにというきめ細かい配慮です。 

参加されている方たちにお話を伺いました。若いお父さん「妻は仕事、自営の私が8歳と5歳の息子を連れて参加。少しでも放射能のないところで思い切り遊ばせたいとのこと。 

小4、2のお子さん連れの伊達市の方。「運動会は午前だけだったのが、午後もなりそう、だんだん元の生活に戻そうとしていることがが、気にしていると白い目で見られる雰囲気」とのことでした

 スタッフの方からは、抽選に当たったのに、夫から行くなら離縁すると言われ泣きながらキャンセルした方、保養に来ることを気を許した人にしか言えない雰囲気があるとのお話も聞きました。

 原発がらみの出費を抑えようとする国の方針を受けて、福島県では放射能問題は存在

しないかにような風潮を作りだしているということで、やはり、そうだったか という感じを受けました。

 この保養プロジェクトの資金は、すべて個人寄付で賄われています。これまで映画上映会などでネットは資金援助してきましたが、今後も、福島の問題は、首都圏に住む私たちの問題ととらえ、さらに支援の輪を広げましょう。