7月1日(日)新百合21ホールで、“とめよう原発あさお”と共催の講演会「医師が語る内部被ばくと健康被害」を開催しました。講師の布施純郎氏は武蔵小杉で診療の傍ら、内部被ばくの問題にも精力的に取り組んでいる現役の医師で、健康に与える影響を様々な観点からお話され、小さいお子さんの保育利用者も多く、若い層の関心の高さがうかがわれました。
身近に不安を受け止めてくれる医師の存在を知り、心強い思いを抱かれた方も多かったようです。
また、ネットあさおが支援している“子どもを放射能から守る福島ネットワーク 市民放射能測定所”の理事・阿部宣幸さんが福島から駈け付け、測定所の窮状をアピール。短い時間でしたが、今も続く被災地の困難さの発信に心揺さぶられました。
講演会後の懇親会で、阿部さんのお話では、子どもたちの体への影響はすでに出ていて、ガン・白血病・心疾患などが2010年と比較して2011年に増えているとのこと。2011年は、すずめ・ハエ・アリなどが姿を消したとのことで、これからの健康被害が心配されます。川崎市でも、福島の子どもたちを一時的に受け入れる保養プロジェクトがあり、代表の方も参加され夏休みも30人ほどの子どもを受け入れるとのことです。一時的にせよ、空気の良いところで過ごすことで、免疫力が増し、元気になっていくとのこと。福島では、放射能の危険性を話すことはタブーという空気がある。ホールボディーカウンターは県内に30台しかなく、まだまだ足りないこと、など現場の声を直接うかがい、正しい情報を得、自らが判断して行動することの大切さを再認識しました。布施先生講演会 質問・意見要望の回答