問題① 地下40mを10cm浮いた状態で、時速500kmで無人で走ります。東海地震が予測される関東で、地下に巨大な穴を掘ることは危険この上ないことです。電源故障など、いったん事故が起きると大惨事になることは予測されます。
②車内の床で、6000〜40000ミリガウスの電磁波が起こります。WHOで、4ミリガウスで小児白血病が2倍という報告がありました。電磁波を遮断するには鉄を使うが、厚くすると電力を消費するため、極力薄くしているとのこと。
③地上にも立抗と換気施設を5〜10kmおきに、強い電磁波を放つ変電所などが建てられます。
④「のぞみ」で東京名古屋間96分です。リニア新幹線は40分ですが、中間駅に停車するたびに6分かかり24分プラスで、中間駅と在来線の乗り換えも困難。
⑤JR東海が6〜10兆円の工事費を全額出すことになっていますが、膨大な借金のつけが国民に回ってくることはないでしょうか。需要予測も新幹線の1.5倍と過大です。
数え上げたらきりがない問題点。説明会も、市民の不安に答えず、やりました、というアリバイづくりが見え見えだったとのこと。40m以下の地下については、地上の地権者の権利は及、つまり地価が下がろうが、病気になろうが、訴訟を起こせないということで、この法律も、リニアを見越して作られたとのことです。
ドイツや中国では、建設を決めた後に中止され、都市間でのリニア鉄道の実施例は世界に一つもありません。市民を無視したやり方に憤りを覚えると同時に、3年後の建設開始をなんとしてもそしするには、この計画を沿線市民に周知させることが必要です。
原発反対の市民グループが連携する動きがあり、11月27日に麻生市民館第一会議室で、多摩区、青葉区、稲城市の市民が集まり、実行委員会が立ち上がりました。リニア市民ネットを中心に、シンポジウムと、各地でのミニ集会を計画中です。