てんぷら油も混ぜればごみ 分ければ資源

石けん・バイオディーゼル燃料への可能性

ネット・あさおでは、3月13日(土)総会にさきがけ、「てんぷら油を資源に−石けん・バイオディーゼル燃料への可能性」と題し、NPO川崎市民石けんプラント理事田中眞樹子さんを講師にお話をききました。バイオディーゼル燃料としては、廃食油を安定した燃料として精製するための研究は進んでおり、京都市、川口市トラック協会などの実践例があります。石けんプラントでは、川崎市とバイオディーゼル燃料の共同研究に取り組んでおり、走行実験としてごみ収集車が2009年9月から12月に幸区を走りました。川崎市民石けんプラントでは、使い古しのてんぷら油を原料としてリサイクル石けん「きなりっこ」を製造販売しています。工場はまだまだ生産能力があるのに、消費はそれほど伸びていません。川崎市内の公立小学校で、給食の食器洗いに使われていますが、一般家庭でももっと使ってほしいものです。廃食油処理アンケートでは、わずかながら排水に流しているという回答があり、高津区などの回収活動では、消費期限切れの新しい油がもちよられることもあるとのこと。てんぷら油もまぜればごみ、分ければ資源として、ネット・あさおでは回収活動に取り組んでいきます。リサイクル石けん「きなりっこ」のサンプルもあります。お問い合わせはネット・あさおまで