シックスクールフォーラムを開催しました
化学物質過敏症をすこしでもなくすために
シックスクール問題とは、学校施設に起因するホルムアルデヒド、トルエンなどの化学物質に汚染された室内空気の暴露による健康障害や、ごく微量の化学物質に過敏に反応する児童生徒の対応など複合的な問題をさします。長時間過ごす学校で子どもたちは、新築校舎のみならず、床のワックス剤、校庭の樹木の害虫駆除剤、トイレの芳香剤など、有害物質に囲まれています。ネットでは、学校で使われる化学物質について、麻生区の全公立小学校・中学校の調査をします。それに先立ち開いた今回のフォーラムでは、来年学校にあがる、アレルギーの強いお子さんを持つお母さんなど、麻生区にすむ市民18人が集まり、化学物質過敏症支援センターの藤原四郎氏を招いて、お話をきき、意見交換しました。18人にきいたところ、植物の花粉によるアレルギーを持つ人は、約半分いて、その他食物アレルギー、電磁波に反応する人など、ずいぶん多いことがわかりました。このシックスクール調査により、アレルギーをもつ当事者だけでなく、この問題に関心を持つ人が増えて、解決に向かうよう、多くの方の参加をお待ちしています。