困難な女性支援へ市民活動はどのようにかかわるか

生活クラブ生協が立ち上げたワーカーズコレクティブなど運動グループの中間組織、川崎コミュニティオプティマム福祉マネージメントユニット会議の評議会が行われました。

これまで、国主導のナショナルミニマム福祉、個人が取り組むシビルミニマム、そして運動グループがこれまで取り組んできたのが、コミュニティオプティマムです。高齢者、障碍児者、子ども、若者が自分らしく暮らしやすい社会を目指して活動してきました。今年度は、これに加えて、困難をかかえる女性を加えています。

特定非営利活動法人 ウィメンズハウス・花みずきの共同代表大塚佳代子さん、理事の大塚耕一郎さんを迎え、花みずきの25年にわたるDVから逃れてきた女性のシェルターの活動のお話を聞きました。

利用内訳は、DVが65%、家族間暴力が35%、子どもを連れて母子で利用する人は71%、単身が29%と、ここ数年は単身の若い女性が増えているとのこと。利用も半年から10か月と長期にわたるそうです。年間の利用延べ人数は800~1000人に上るとのことで、川崎ではここ1か所のシェルターとして、なくてはならないものです。

総会参加20人の川崎北ユニットのメンバーの中には、存在を初めて知った、という人たちがほとんどでした。日頃のワーカーズの活動の中で、若い女性という分野はまだまだ利用が少ないこともあり、これから、総会の方針にも盛り込み、花みずきとも連携しながら、だれもおいていかれない社会をめざすことが大切です。ネットも花みずきと北ユニットの連携の支援をしていきます。