フードバンク現状と課題

厚生労働省の2022年の国民生活基礎調査で、2021年の相対的貧困率は15.4%であると公開され、相対的貧困層のラインは127万円とされました。特に、単身の高齢者の世帯と、大人一人と子どもの世帯が増大しています。

フードバンクは、まだ食べることができる食品を、十分に入手できない困窮者に提供するという活動で、2000年ころから始まり、今では全国で274団体に増えています。

食品ロスを削減するとともに、生活困窮者の支援にもなっている活動ですが、国の支援策はまだまだゆきとどかず、農林水産省が、食品ロスに対する補助金として、広域連携の先進的な団体に支援する とする制度はありますが、生活困窮者を支援するという視点に立った補助は大変手薄です。

ネットがかかわっているフードバンクかわさきは、生活困窮者に直接配布するというシステムをとっており、生活保護にいたらない、一人親世帯などへの生活の支えとなっています。

今後ますます増えるひとり親世帯、単身高齢者世帯に、支援の手が届くよう、政策提言をしていきます。HPフード版kイラスト文書1のサムネイル