プラスチックの再生工場 昭和電工(株)

週1回集めている廃プラスチックは、どのようにリサイクルされているのでしょうか。容器包装リサイクル法により、川崎市全体の廃プラスチックは、今年度は昭和電工(株)とJFEプラリソース(株)に処理委託されています。昭和電工では、集められた廃プラスチックから水素を取り出し、アンモニアと炭酸を合成します。アンモニアは肥料の原料、アクリルやナイロンの繊維の原料など幅広く利用されています。また炭酸は、飲料やドライアイスに生まれ変わります。

容器包装プラスチックの分別は、実施されて数年たち、収集量も増えてきましたが、分別率は、2016~2018年の3年間で36%、とまだまだ周知徹底されていません。

マイクロプラスチック汚染が大きな問題になっています。日本は、一人当たりのプラごみ廃棄量が世界第2位。発生抑制という基本に立ち戻って、市民、事業者、製造者が、プラスチックごみの削減を進めることが急務です。