講演会 憲法を守り、憲法に守られた自衛隊を考える
2月25日ネット・あさお総会の基調講演として、元高校教諭 本間正吾さんを講師に「憲法を守り、憲法に守られた自衛隊を考える」という講演会を開催しました。
日本には警察があり、警察法には「個人の権利と自由を保護し、公共の安全と秩序を維持するため」とあります。個人が自分の力だけで生命、自由、権利を守ることはできません。その役割を警察という組織に託しています。自衛隊には自衛隊法があり、「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、我が国を防衛することを任務とする」とあります。国を守るために、自衛隊員は犠牲になる ということを意味しています。この自衛隊法は国民である自衛隊員の人権を侵害し、自衛隊の存在は憲法の基本原則に反しています。
自衛隊法を変え、あくまでも専守防衛に徹して、自衛隊員の人権を保障し、自衛隊は市民的職業のひとつとして、位置付けるという本間さんの主張に共感を覚えます。
安倍政権は、北朝鮮、中国などの脅威をあおっていますが、日本に核がない限り、核兵器を使用されることはない、と言われます。現在の緊張状況は、それぞれがやめた と宣言すれば済むこと、緊張状態をもつことを臨むのは、軍需産業ではないかとの見方もあります。
神奈川ネットでは、先週南部朝鮮初級学校との交流を行いました。平和は、人と人との交流をもつことで築くことができる と考えます。又、本間氏の言われるように、報道されない事実を見据え、考え行動することが大切と考えます。