南部朝鮮初級学校 交流会 平和と生活のつどい
2月17日、川崎市高津区にある南部朝鮮初級学校の見学と交流会が行われました。主催は川崎市職員労働組合、川崎市自治研センター、川崎市教職員組合、かわさき生活クラブ生協、神奈川ネットワーク運動の団体が連携して行っている「平和と生活のつどい」で、今年で33年目になります。これまで、学校給食、防災など様々な生活の課題を取り上げてきましたが、今年は、「平和」の問題に取り組むことになりました。
南部朝鮮初級学校 梁校長先生も実行委員会に加わってくださり、体育館使用、授業参観、オモニさんが他の手作り昼食、児童たちの民族楽器演奏や舞踊、成明美先生の講演、川崎ふれあい館 中村健さんの講演など、盛りだくさんの内容でした。参加者は午前、午後あわせて65人、最後のグループディスカッションでは、先生、父母の方々を交え、和気あいあいとした交流ができました。
今、北朝鮮の脅威があおられ、アジアの状況は緊張を増しています。平和を気付くためには国と国との関係ももちろん大切ですが、もっと大切なのは、人と人との関係ではないでしょうか。中学生たちは、チマチョゴリを登下校では着られず、学校に来てから着替える状況とのことです。グループディスカッションでも、「川崎に住んでいるけれど朝鮮学校を知らなかった。高津に住み存在は知っていたけれど、初めて中に入った。」という声が多く、今回の開催で、韓国、朝鮮の人たちとの距離が縮んだように感じます。更に関係を深めるため、両国の歴史を学び、
同じアジアに住む人同士がコミュニケーションをとり、関係を築くことで、国の関係を変えていけるのではないでしょうか。