杉野さんは、阪神淡路大震災を契機に被災各地での支援活動に取り組み、川崎市内でも、防災訓練での技術指導、市民防災講座の講師など幅広く活動している方です。
確実に起きるといわれている関東直下型地震に対して、10日間は自助しなければならないといいます。
実際の震災では、震度6の余震が3回もおき、家の中にはいられないので、避難所へ行くと、多くの人が押し寄せるため、立ったまま座ることができない、ライフラインが復興するには1カ月かかる、全壊・焼失の場合しか市の救援物資は渡されない、など驚くことばかりで、参加者からはどよめきが。
南北に長い川崎市では、区によって状況が違うため、区ごとに分かれてグループ討論を行いましたが、防災マップをはさんで、災害の恐ろしさについてまだまだ認識が甘い、市の防災体制について知らない との話がでて盛り上がりました。
家族や自分のの身を守るため、自助、共助、公助を学び、認識や備えの甘さを自覚し、市民に防災意識を広げることが大切です。防災施策として何が必要か提案につなげていきます。