学習支援・居場所づくり事業 NPO法人フリースペースたまりば視察

2015年12月6日 07時00分 | カテゴリー: 活動報告

 子どもの貧困率が16%、6人に1人が経済的に困難な家庭で過ごしているという現状が報告されています。神奈川ネットでは、子ども若者プロジェクトを立ち上げ、子ども・若者を取り巻く環境について、又、各自治体の取り組みの調査を進めています。

 川崎市では、学習支援・居場所づくり事業として、生活困難家庭の生徒に学習支援、生活支援を行い、高校進学、その後の円滑な生活を実現するため、経済的・社会的自立を支援する取り組みを2012年より始めています。

 たまりば では、学校、家庭、地域の中に居場所を見いだせない、いわゆる不登校の子どもたちの居場所として1991年より活動を開始、決められたカリキュラムはなく、自由に子どもたちが過ごせる居場所になっています。2003年、川崎市で子どもの権利条例を制定し、たまりばは、「子ども夢パーク」としての活動も始めました。1日の来所者は30~40人、年間100人以上の子どもたちが朝9時から夜9時まで訪れます。

 今回、学習支援として、中学3年生を中心に、月、木午後6時30分~8時30分学習しています。 高津区のケースワーカーからの依頼で現在約25人の子どもたちが集まっています。学習を支援するのは、コーディネーター2人、居場所支援員1人、学習サポーターが登録者約17名。学生や、元教員がサポーターの登録をされ、常時5~6名が支援しているとのことです。

 部活を終え、おなかをすかせている子どもたちも多く、視察に行った日も、おにぎりなどのおいしいにおいが立ち込め、学習室に運ぶ姿がありました。ケースワーカーから依頼されて断った事例はないとのこと、高校入学率も高く、就職希望の子どもを除いて99%とのことです。

  事業費700万円のほとんどが人件費で、国から1/2補助がでます。厚い活動の歴史を持つNPO法人たまりばが、困難をかかえる子どもたちにとって大きな支えになっていることを確認することができました。麻生区でも、子ども文化センターで学習支援事業が行われています。川崎市での事業が円滑に行われているか、子どもたちの支援に役立っているか、今後もプロジェクトの調査、政策提案をすすめます。

フリースペース たまりば