川崎市平和館をたずねて

2015年11月7日 07時28分 | カテゴリー: 活動報告

10 月18日川崎市中原区 平和公園にある川崎市平和観館を訪ねました。

川崎市平和館は、平和活動の拠点として1992年に建設。2014年4月に展示内容がリニューアルされ、新たに国家による弾圧、マスメディアと武力紛争の関わりなどが大幅に加わり、内容が充実しました。専門調査員 暉峻さんの案内で、2階の展示フロアーを見学。

 日本は、広島、長崎、沖縄など平和博物館が多くあり平和博物館大国といわれます。平和学というものがあり、戦争がなければ平和かというとそうでなく、平和館では、貧困、地球温暖化なども平和を壊すものという考え方で展示しています。

 次の10項目で展示がされています。

① 導入:世界の平和に関わる格言を紹介 平和とは何かを説明している。

② 川崎と戦争:川崎は産業都市であり、米軍にとって重要でAランク、多くの爆撃にさらされた。昭和20年4月15日に激しい爆撃があり、川崎大空襲の日としている。町中を焼き払うじゅうたん爆撃が落とされた。米軍は日本をよく研究していて、紙と木でできているのでよく燃える家で、瓦を突き通すように焼夷弾を設計し落とした。当時の市民生活を展示。高津区に残る「海軍東京通信隊蟹ヶ谷分遣隊地下壕」などの展示。

③ 日本と戦争:明治維新から終戦・日本国憲法制定までを説明しているのが特徴。

④ 兵器と戦争:世界には様々な兵器が存在するが、対人地雷は、大きさも小さく、まきやすく回収しにくい、人に怪我をさせることを目的とする。

⑤ 戦争と人間:平和問題を包括的に理解するための動画を上映

⑥ 国家による弾圧: 強者の弱者に対する一方的な暴力である、弾圧について解説。

⑦ 現代の紛争:非戦闘員の死ぬ比率が、昔と比べて増えている。テロリストが町に分散し、巻き添えが増えているため。

⑧ 武力紛争とメディア:マスメディアと武力紛争とのかかわり、報道機関だけでない、様々なメディアの紛争や暴動における役割を提示。今は、スマートフォンで情報発信者になれるため、だれも見ていない ということがなく、逆に暴動が大規模化する。

⑨ さまざまな暴力:平和とは戦争のないことだけでなく、食べるものがない貧困、働いても貧しいワーキングプアといった、環境、貧困、差別など社会の構造が人の暮らしを脅かしている。

⑩ 平和への取組:市民活動が平和を構築していく、という視点で様々な活動を紹介。

 内容充実の平和館に、一人でも多くの川崎市民が訪れ、戦争と平和について学び、行動する市民が増えればと思います。

 
川崎市平和館

専門調査員の説明で理解が深まる