日米首脳会談報道に見るNHKとBBCの違い

2014年4月27日 09時11分 | カテゴリー: 活動報告

厳重な警戒の中、国賓として来日した米国オバマ大統領は安倍首相との会談後共同会見を行いました。公共放送NHKは4月24日夜のテレビニュースでこの会見の模様を流し、「尖閣を在日米軍も共同で守る義務があるとはじめて一歩踏み込んで語った」などの表現で会見要旨を伝え日米安保条約の解説などを取り上げていました。しかし、日米首脳による共同会見後半のオバマ大統領発言「近隣諸国と安倍首相との対話不足を諌める内容」とそれに続く安倍首相発言「なぜ靖国へ参拝をしたのかの釈明」について一切言及はなくニュースを終了したのでした。 

ところが海を渡った同じ公共放送英国BBCは7時の定時ニュースにトップでこの会見を取り上げ、会見後半のオバマ発言の放送中、コメントを挿入し、オバマ大統領の発言は、「(安倍首相に対して)敵対的な誇張・表現をやめよ、挑発することをやめよ、(Stop hostile rhetoric,  Stop provoking)」、という内容であると解説しています。 

BBCは首脳会談での、オバマ発言を正確に伝え、中韓との対話不足は安倍首相に責任の多くがあり、挑発的行動をとり続け、それを言葉で取り繕おうとする安倍首相の言動への強い批判をしている一方、日本の報道は、政権維持に都合の悪い情報は政権側に協力し隠ぺいしようとする姿勢がうかがわれます。 

今後繰り広げられる集団的自衛権問題、秘密保護法の成立に伴う諸問題などは直接私たちの暮らしと生き方を否応なく左右するものであり、大手メデイアの報道が、時に正確になされていない 逆に海外からの情報が真実を伝えているということを、念頭において情報に接したいと思います。

 ★BBC.com で検索し、Related video/audio 内の「Obama urges end to island row」24  April 2014 参照。2分18秒のビデオあり。