産前産後ヘルパー制度で安心子育てを

 川崎市には、産前産後ヘルパー制度といって、体調の悪い妊婦さん、生まれたての赤ちゃんをかかえたお母さんのための制度があります。産前と産後は4カ月、20回を限度に、1回2時間、ヘルパーさんが訪問し、家事育児の手助けをしてくれます。訪問費用3000円のうち、1760円を川崎市が負担、個人は1240円の負担ですみます。

 家事介護ワーカーズコレクティブ ぐるーぷとも にお話をききました。「現在は、高齢出産が多く、40歳すぎての出産で、両親は遠い、働いているなど、この制度を利用される方が増えた。」とのことですが、課題もあり、体調不良の人に限ることから、家庭への訪問ケアに限るため、上の子が病気になり病院につきそうため、生まれた子の面倒を家で見てもらう というケースには使えない。子育て支援という意味では、体調の良い悪いに限らず、支援が必要とのことです。

 産前、産後ヘルパー制度は、この間神奈川ネットが提案し、実現してきたものです。核家族化、出産の高齢化が進む中、産前から産後の大切な時期に、さらに厚い子育て支援が必要になります。