見てきました。川崎市のごみ施設

 川崎市では、ダンボール、新聞紙以外の紙ごみをミックスペーパーとして、モデル実施期間を経て、2011年3月より全市で集められており、どのように資源化されているのか、また、プラスチック容器はモデル実施されており、その状況を調査するため、ごみ施設を3か所まわりました。

ミックスペーパーとプラスチック容器は浮島資源物処理施設に集められ、手選別されてベール化(四角に圧縮される)、ミックスペーパーは川崎市ゼロエミッション工業団地にある、三栄レギュレーターに、プラスチック容器はJFEプラリソース、昭和電工に運ばれ、リサイクルされます。ミックスペーパーは混ざってはいけないダンボール、新聞紙、雑誌、ごみなどが除かれ、プラスチック容器も、レジ袋などが除かれます。三栄レギュレーターでは、企業や自治体などからダンボールいりの機密書類などが山と積まれ、一日110万個のトイレットペーパーになるとのこと。再生紙トイレットペーパーの40%がここで製造されるとのことです。

ミックスペーパーを手選別 新聞 ダンボールなどを抜いている

 

 南部リサイクルセンターでは、ペットボトルと缶の処理、びんの選別処理が行われます。ペットボトルと缶が入っている袋を破る機械は使われておらず、すべて手選別で台所の金属のトレー、なべなども混ざっており、選別作業が大変で市民の分別の意識はかなり低いことがわかりました。                                                                                         埋め立て処分場も見学し、

ペットボトルを圧縮し梱包

海面埋め立て処分場

あと40年は使える とのことでしたが、逆に40年しかもたない とのこと。リサイクルについても、膨大な手間と川崎市の税金が使われるわけで、製造、販売の事業者や、市民の排出抑制の責任を問うしくみづくりが課題です。