防災連続講座「かわさきで震災がおきたらどうなる?」開かれる

第1回 「震災被災地での現実」ー直下型地震が来て、あなたは10日間生き延びられるかー

6月2日(土)神奈川ネットワーク運動川崎ブロック協議会主催で、てくのかわさきにて杉野紀行さんを講師に防災連続講座が開かれました。
 杉野さんは、阪神淡路大震災を契機に被災各地での支援活動に取り組み、川崎市内でも、防災訓練での技術指導、市民防災講座の講師など幅広く活動している方です。
 確実に起きるといわれている関東直下型地震に対して、10日間は自助しなければならないといいます。
 実際の震災では、震度6の余震が3回もおき、家の中にはいられないので、避難所へ行くと、多くの人が押し寄せるため、立ったまま座ることができない、ライフラインが復興するには1カ月かかる、全壊・焼失の場合しか市の救援物資は渡されない、など驚くことばかりで、参加者からはどよめきが。
 
 南北に長い川崎市では、区によって状況が違うため、区ごとに分かれてグループ討論を行いましたが、防災マップをはさんで、災害の恐ろしさについてまだまだ認識が甘い、市の防災体制について知らない との話がでて盛り上がりました。

 家族や自分のの身を守るため、自助、共助、公助を学び、認識や備えの甘さを自覚し、市民に防災意識を広げることが大切です。防災施策として何が必要か提案につなげていきます。