精神にハンディキャップを持つ方たちに理解と対策を

ハーブティの袋詰め作業
ハーブティの袋詰め作業
 麻生区下麻生にある地域活動支援センター「があでん・ららら」は、毎週金・土曜にハーブカフェらららをオープンしています。宮崎県で、統合失調症など精神障害をもつ家族の会からNPO「宮崎もやいの会」代表小林順一さんをお連れし、お話を伺いました。「知的・身体障害と比べ、精神障害は対策が遅れている。早期発見早期治療がされたり、地域社会での支援や、ショートステイなど緊急対策があれば、長期入院せず、治癒に向かってゆく。イタリアでは地域支援システムが整っていて、精神病院がない。精神科は、患者が多いほど病院経営に有利な態勢になっている。日本の精神病入院患者は32万人。日本の医療体制ガ改革されれば、日本で使われている入院医療費1兆5000億円は削減できる。統合失調症は思春期に発症するのがほとんどで、中学校などで、学習する、一般に病気に対する知識を広めるなどすることにいより、早期治療が実現する」とのことでした。
 があでん・らららでは、カフェのほかに、ハーブの栽培、クッキーづくり、ハーブティの袋詰めなど楽しくワークをされていました。このようなスペースが地域に知られ、精神障害に対する偏見が取り除かれ、たとえ発症しても安心して暮らせるまちづくりに向け、ネットは活動していきます。